米軍元大将 封鎖で直ちに行動
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米軍元大将 封鎖で直ちに行動

1月19日 4時10分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

イランが欧米との対立からペルシャ湾のホルムズ海峡の封鎖も辞さない構えを示していることについて、アメリカ軍のトップも務めた元大将は、イランが海峡封鎖に動けばアメリカ軍は直ちに行動を起こし、「イラン海軍は大きな打撃を受けることになる」という見方を示しました。

2005年までの4年間、アメリカ軍の制服組のトップ、統合参謀本部議長を務めたリチャード・マイヤーズ元空軍大将は18日、都内でNHKのインタビューに答えました。マイヤーズ氏は、イランが核開発を巡って欧米と対立し、原油の主な輸送路であるペルシャ湾のホルムズ海峡の封鎖も辞さない構えを示していることについて、「海峡の自由な航行は世界経済にとって極めて重要だ。イランが海峡封鎖の動きを見せれば、アメリカや同盟国は直ちにこれを阻止するだろう」と述べました。そのうえで「海峡を封鎖しようとすれば、イラン海軍は大きな打撃を受けることになる」と強調し、イランを強くけん制しました。また、キム・ジョンウン氏が後継者となった北朝鮮情勢について、マイヤーズ氏は、今回の来日に先立って中国で政府関係者と意見交換したことを明らかにしたうえで、「権力の継承が混乱なく進むのか、中国の当局者でさえはかりかねているようだった」と述べ、今後の動きを慎重に見極めていく必要があるとの考えを示しました。