ドラゴンの頭を描こう!

使用武器:コピー用紙・B/Hシャーペン・消しゴム


まずBのシャーペンで大小2つの丸を描いて少し弧を描いた線で繋ぎます。

目の入る部分(人間ならマユゲのとこ)を出っ張らせ
下アゴもこんな感じにつなぎます。

犬・猫・猿・人などの横顔には鼻の付け根までこの段差がありますね。
「ストック」と言います。


目とか口・鼻の穴を描き入れます

下顎にも少しスケールが足りなかったので少し修正。

目の上は出っ張ってますが爬虫類にストックは無いので埋めちゃいます。
口の形は牙部分を少し下げてます。犬猫はここを境に口の端を上げて表情作ってますね。


角の生える出っぱり、首のおおまかなラインなど。

ワニなど口の長い爬虫類の下顎は強い咀嚼力を得る為がっちりしてます。哺乳類と違いあまり肉がついておらず剥き出しなので顎もきっちり描き込みます。

咀嚼力の強さは全てここの大きさによるので、下顎を大きく太くするほど力強くなります。


鼻・目の直線上に角を伸ばします。
曲げる場合も付け根はこの角度、途中から曲げるようにします。

目の窪みを深くし、目が外側を向くような感じに。追尾タイプの肉食哺乳類は目が前を向いてますが、現存の爬虫類は待ち伏せ型で視界が広いのでちょっと横向きに。T-REX等肉食恐竜の目も前を向いてたようですが横を向いてる方が少ない労力で広々見渡せておトクなかんじ。

ノドのシルエットは余裕をもって柔らかく。


顔部分の丸を消して線を整頓。

タテガミ状の尖ったウロコ。こんな動物いませんが貫禄が出ます。

又下顎が軟弱になっていたので口の端を上げました。哺乳類でも骨では口の端上がってます。上顎の奥歯の更に奥舌で触ると・・・上がってますよね。
そんな訳で歯が生えてるのもここまでです。

それからノド皮のたるみを。
これが意外と重要です。伸縮性に欠ける皮膚をしているのでこの角度でたるんでいないと上を向けません。(自論)


折角なのでウロコも描きましょう。
慣れるまでは絶対鱗から描こうなんて思っちゃ駄目です。上記のプロセスで中身を描いてから、最後に鱗です。

上部の大きい鱗は魚みたいに重なりあう形状。
弱点となる柔らかい部分は細かい鱗、その他どうでもいいところは適当な丸で埋めます。



↓は鱗の種類色々。部分によって使い分けましょう。
真ん中のが本日のオススメです。


首のガイドラインを消し頭部の鱗を描き込みます。
上の方は大きめに、口の開閉で動きそうな部分は細かい鱗に。

奥の角は手前より描き込み甘くさらっと。

目の周辺はこんな感じ。
最初にここを決めて、後からまわりを合わせるんでもいいかもしれません。


下顎にも鱗。

大きいパーツは大きい鱗で覆い、顎の下は奥行きを出すためにも細かい鱗で。

角やタテガミ鱗にこんな線を入れるとちょっと硬質な感じが・・・出てます?


鱗が目立ちすぎて形がわかりにくくなったので口や輪郭など、部分部分太く強調します。
全体的にではなく要所要所を強くすると線に表情がつくみたいです。

シャーペンをHに持ち替えて、喉の下や鱗の影を入れ軽く陰影をつけます。


瞳を入れたらできあがり!


彩色時にもっと全体的に陰影つければ鱗はあまり気にならなくなります。・・・多分。