科学委員2人が欠席 「傍聴認めず」に抗議 大飯原発ストレステスト2012.1.19 01:26

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委員2人が欠席 「傍聴認めず」に抗議 大飯原発ストレステスト

2012.1.19 01:26

 関西電力大飯原発のストレステスト(耐性検査)に関する経済産業省原子力安全・保安院の専門家会議の委員のうち、井野博満東京大名誉教授ら2人は18日、保安院が傍聴を認めずに会議を開催したことに抗議し、会議を欠席した。

 井野氏は「保安院は(傍聴を認めないのは)前回の会合で不規則発言があったためというが、議事が数分遅れた程度。そんなことを理由に傍聴者を排除するのはおかしい」と強調。

 元原子力プラント設計技術者の後藤政志委員も「国会でもヤジは飛ぶ。そんなことも許容できないなら保安院はさらに信頼を失うだろう。傍聴者を締め出し、密室でやるような議論には参加できない」と述べた。

 井野氏は、保安院が大飯原発のテスト評価を妥当としたことに対し「総合的安全評価というが、ほんの一部の評価をしただけだ」と批判した。

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