Yahoo!ニュース
ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]



ここから本文です
[PR] 

<裁判員法違反?>奈良の裁判員に読売新聞記者が取材

毎日新聞 1月18日(水)21時48分配信

 窃盗容疑での追跡中に発砲し、殺人罪などに問われた奈良県警の警察官2人の裁判員裁判を巡り、読売新聞の記者が選任された裁判員に取材し、その内容を記事にしたことが18日、分かった。裁判員への接触を禁じた裁判員法に抵触する可能性があり、奈良地裁は「経緯を調査した上で対処する」としている。

 裁判員選任手続きは17日、同地裁で行われ、裁判員6人と補充裁判員4人が選任された。初公判は23日で、来月28日に判決が予定されている。

 読売新聞は18日付奈良版で、「裁判員に選ばれたという」人物として、匿名で住所(市まで)と職業、性別、年齢を明記し、「『判決が、今後の警察官の発砲の判断に影響すると思うと……』と責任の重さを思い、不安な胸の内を明かした」と紹介している。

 裁判員法102条は裁判員保護などの目的で「選任された裁判員に接触してはならない」と規定。裁判終了後は裁判員でなくなるため、守秘義務に配慮した取材は可能だが、裁判終了までの接触は違法となる。

 読売新聞大阪本社広報宣伝部は取材に対し、「禁止されている裁判員への取材を行い、チェックミスで掲載しました。誠に遺憾で、関係者におわびします」とのコメントを出した。【岡奈津希】

【関連記事】
<裁判員裁判>「裁判官も記者会見を」経験者が見直し提言へ
<司法改革がもたらした>オウム公判終結 進んだ裁判迅速化 裁判員に負担の懸念
<平田容疑者>オウム事件で初、裁判員裁判の対象
<被害女性名、ネット流出>担当弁護士ら閲覧制限誤り、裁判員情報も
<殺人3区分審理>被告に無期懲役 複雑な課程に裁判員「理解大変」

最終更新:1月19日(木)0時27分

毎日新聞

 

主なニュースサイトで 殺人・致死・死体遺棄 の記事を読む

PR

carview愛車無料査定
PR
ブログパーツ

国内トピックス

注目の情報


主要メディア6紙の過去記事2年分を瞬時に検索。
全国紙の社説を比較する毎日新聞の企画「社説ウオッチング」。産経新聞の「社説検証」とあわせてチェック(本文有料)。

PR

注目の商品・サービス

PR