WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志(32)=ワタナベ=が16日、埼玉県川越市の東京国際大学で“1日教授”として招かれ、約300人の学生を前に熱弁をふるった。
内山はK−1で活躍した魔裟斗や自身のフィジカルトレーナーで同大学の非常勤講師でもある土居進氏の紹介で教壇に立った。小中学時代、野球やサッカーをやってもセンスがなく、拓大ボクシング部1年時、補欠にもなれずに同級生の荷物持ちをしたこと、先輩のしごきに耐えたこと、サラリーマン時代に23歳で一度ボクシングをやめたものの心の空白を埋めきれずに25歳でリングに戻ってきたことなど、紆余(うよ)曲折の人生のエピソードを披露。「センスもなく、パンチ力もなかったボクが30歳で世界を取れた。みなさんも努力することを忘れないで」と力説した。
昨年11月に32歳になったが「いつか負ける時も来る。気持ちがついていかなくなった時、きつい練習をしたくなくなった時がやめる時。でも、今のところ衰えは全く感じない。36歳ぐらいまでは現役でやれる」とキッパリ。昨年大みそかに4度目の防衛を果たしたばかりだが「連続防衛記録は具志堅さんの13。防衛回数にこだわりはないけど、少しでも長く世界王者の場所にいたい」と話した。 (竹下陽二)
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