フィルダーよりダル！！　あす朝に独占交渉が終了

　【アーリントン大城和美】ダルが取れればフィルダーなんて…。レンジャーズが、日本ハムのダルビッシュ有投手（２５）と契約できれば、プリンス・フィルダー一塁手（２７）＝ブルワーズからＦＡ＝まで欲張ろうとは思っていないことが分かった。公式サイトがレ軍関係者の話として１６日報じた。

　同関係者によると、フィルダー取りは代替プラン。ダルビッシュとの交渉が破談になった場合に限り、本腰を入れることになるが、ダル側と合意できれば、フィルダー争奪戦にはもう参加しないという。ダル獲得後は自軍の未契約選手との話し合いを優先することになるという。

　レ軍は先発ローテ投手として、できればロイ・オズワルト投手（３４）＝フィリーズからＦＡ＝とも契約したかったが、これも代替プランにすぎず、ダルとの“一挙両得”は最初から考えていなかったようだ。

　一方、レ軍とダルビッシュの交渉については依然として注目度が高く、１６日夜のＭＬＢＴＶも、その話題を取り上げた。ゲストとして出演したベテラン記者、ピーター・ギャモン氏は「契約は必ず成立する。レ軍とダルビッシュ側の利害は一致している。（代理人の）アーン・テレム氏は優秀だから、うまくまとめるはず」と語った。

　レンジャーズとダルビッシュとの独占交渉期限は、米東部時間１８日午後５時（日本時間１９日午前７時）に終了する。