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【プロ野球】

「キヨシになれ」 星野監督がナインに厳命

2012年1月18日 紙面から

 おまえら、キヨシのように目立たんかい!! 楽天・星野仙一監督(64)が17日、東京都内で報道対応。DeNAの中畑監督のように、自分を明るくアピールして名前と顔を全国に売れとナインに要望した。

 「うちの選手の中で、顔で売れてるのが何人おるんや?」。星野監督が集まった報道陣に質問を出した。しかし、答えを悟ったのだろう。「田中だけやろ…」と寂しげにポツリ。「ユニホーム姿じゃないと誰も気付いてくれない。東北だけで売れてもダメ。東京とか大阪で売れないと」と嘆きにも似た言葉を続けた。

 闘将が言うように、楽天選手の知名度は本拠地の仙台以外では今イチ。全国区の人気は田中だけという面は否めない。ファンが選手を育てていくというのが持論の星野監督には何とも歯がゆいようだが、球界にはいい例がある。中畑監督だ。

 昔からのつきあいがある闘将は中畑監督がナイーブさも持った人物であることは分かっている。それでも、「絶好調」と連呼してスター選手となり、今は私服でもスーツ姿でも街中で気付かれる存在。監督就任後はオフの話題の中心となり、DeNAの知名度アップに一役買っている。この姿に目を細めた星野監督は、自軍の選手も見習うべきだと考える。

 「キヨシはとにかく、明るい。あれだけやれるのはあいつだけ。そういう戦略を持ってやっている」。田中のように成績でも知名度を上げる必要はあるが、球界は目立ってナンボ。「私服でも気付かれるようにならんとアカン!!」と力説する闘将は殻を打ち破ってアピールする選手の台頭を待っている。 (川越亮太)

 

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