研究に携わったのは熊本大大学院生命科学研究部の片渕秀隆教授(産科婦人科学)と本田律生講師(同)ら。
既存の薬は、抗アレルギー薬やぜんそく治療薬として長年使われている「トラニラスト」。慶応大先端医科学研究所の佐谷秀行教授(元熊本大教授)と同社が細胞レベルの研究で、月経困難症の原因の一つ「子宮内膜症」につながる細胞の変化を抑制する効果を確認していた。
片渕教授らは2008年6月、佐谷教授らと臨床研究に着手。月経困難症の30~40歳代患者8人に6カ月間、トラニラストを投与したところ、6人に下腹部痛や腰痛の改善が見られたという。
月経困難症は生理痛ともいわれる。鎮痛剤は対症療法で、ホルモン療法も長期間の継続が難しいという。片渕教授らは「月経困難症に多くの女性が悩まされている。トラニラストは新たな治療薬として期待される。臨床試験など実用化を進めたい」と話している。(山口尚久)
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