最終更新: 2012/01/18 18:59

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「芥川賞もらっておいてやる」発言に石原都知事「いいじゃん、皮肉っぽくて」

芥川賞を受賞した田中慎弥さんが、「賞をもらっておいてやる」と発言したことについて、芥川賞作家で、選考委員でもある石原都知事が反論した。
芥川賞の選考委員も務める石原都知事が18日午後、またしても芥川賞受賞作をチクリ。
石原都知事は「物書きとしての緊張感を覚えさせてくれる作品はないね。田中君の方(作品)は『まだマシ』だったと思う」と述べた。
17日、「共喰い」で第146回芥川賞を受賞し、会見を行った作家の田中慎弥さん。
田中さんは「1回目で受賞するのが一番いいんで、5回目っていうのは、まぬけです」と述べた。
また進行役が「はい、質問お願いいたします」と話すと、田中さんは、「終わりましょうよ、もう〜」とうつむきかげんで、何度も舌打ちをした。
会見前にワインを2杯ほど飲んだという田中さんは、なぜか終始「不機嫌」な様子だった。
田中さんは「4回も落っことされたあとですから、ここらで断ってやるのが礼儀といえば礼儀ですが、わたしは礼儀を知らないので! もし『断った』って聞いて、気の小さい選考委員が倒れたりなんかしたら、都政が混乱しますので...」などと話した。
石原都知事は6日、「ばかみたいな作品ばっかりだよ! 自分の人生を反映したリアリティーがないね」と話していた。
田中さんの機嫌が悪い原因は、石原都知事の「ばかな作品しかない」発言なのか。
田中さんは石原都知事へコメントを求められると、「今なんか『おじいちゃん新党』を作ろうとしてるんでしょ? だから、その新党結成にいそしんでいただければと思います。(芥川賞は)都知事閣下と、東京都民各位のために、もらっておいてやる。(会見は)とっとと終わりましょう!」と述べた。
そして18日、石原都知事は「読み物としては読めたけど、ある水準には達してないね、全然。(審査では)○、△、×で採点するけど、僕は△しかつけなかった。(石原閣下と都民のために、もらっといてやると言っていたが)ははは、いいじゃん、皮肉っぽくて」と述べた。
誰もが予想しなかった都知事と芥川賞作家の毒舌騒動。
さらに石原都知事は、1995年から務める芥川賞の選考委員を「刺激にならない」と、降板する考えも示した。
田中さんは「気持ちの変化はありません。わたしに意欲はありません! (地元・下関の恩師から喜びの声も上がっているが)それはうそですね。わたしは教師に嫌われてましたから」と話した。

(01/18 18:45)


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