自民、公明両党は18日午前、東京都内のホテルで幹事長・国対委員長会談を開き、衆院の「1票の格差」是正を巡り、民主党が小選挙区を「0増5減」する自民党案を取り入れ、比例定数を80削減する法案の国会提出を決めたことについて対応を協議した。自民党の石原伸晃幹事長は「自民党案と民主党のマニフェストをくっつけたような案ではだめで、議論が必要だ」と批判。公明党の井上義久幹事長も「(比例80削減は)受け入れがたい」と反対を表明した。
一方、与野党は18日午前の国対委員長会談で、幹事長会談を19日午後に開催することで合意した。民主党の輿石東幹事長は会談で、消費増税を柱とする税と社会保障の一体改革のほか、1票の格差是正や国家公務員給与引き下げのための臨時特例法案、郵政改革法案、子ども手当の見直しも与野党協議の対象にするよう提案する方針だ。【吉永康朗】
毎日新聞 2012年1月18日 11時40分(最終更新 1月18日 12時50分)