東京都新宿区の私立高校で雑巾に火をつけ教室を燃やそうとしたとして、警視庁少年事件課は27日、同校3年の女子生徒(18)=東京都江戸川区=を現住建造物等放火未遂容疑で逮捕したと発表した。女子生徒は調べに、「大学受験を控えているのに成績が上がらず、ストレスのはけ口がほしかった」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は、9月13日午前11時5分ごろ、化学実験室にあった雑巾に持ってきたエンジンオイルをかけたうえ、ライターで火をつけ教室を燃やそうとしたとしている。
女子生徒は間もなく現場を離れたが、実験室に立ち寄った30代の男性教諭がぼやに気付いて消火し、床の一部を焼いただけで済んだ。けがはなかった。当時、実験室は無人で施錠もされていなかった。【喜浦遊】
毎日新聞 2011年12月27日 東京夕刊