17日夕方、東京電力の福島県にある送電をコントロールする施設でトラブルがあり、福島県、栃木県、茨城県など広い範囲で一瞬、照明が消えるなど「瞬間的な停電」が起き、影響が出ています。
東京電力によりますと、17日午後4時10分ごろ、福島県田村市にある「南いわき開閉所」で、何らかのトラブルがあり、一瞬、電圧が低下する現象が起き、瞬間的に停電したということです。これにより、福島県のほか、栃木県、茨城県、埼玉県、東京都内など関東地方の広域で、照明が一瞬消えたり、工場の機械の稼働に問題が生じたりしました。この開閉所は発電所から送られてきた電力をどの送電線に流すかをコントロールするための施設で、施設内には作業員が常駐しているということです。東京電力は瞬間的な停電はまれなことだと説明しています。現在は通常どおり送電が行われているということです。東京電力には工場などから「異常があった」などという問い合わせも相次いで寄せられているということで、影響があった範囲やトラブルの原因を調べています。