センター試験トラブル調査を指導
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センター試験トラブル調査を指導

1月16日 18時9分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

15日まで行われた大学入試センター試験で、問題用紙の配付ミスなど異例のトラブルが相次いだことから、文部科学省は、受験の公平性に関わる重大な問題だとして、支障をきたした受験生がいないかどうか、大学入試センターに詳しく調査するよう指導しました。

全国でおよそ52万人が受験した大学入試センター試験は、15日、2日間の日程を終えましたが、初日の地理歴史と公民の試験で問題用紙の配付が遅れたり、配付をミスしたりするトラブルが相次ぎ、過去最悪となる4565人の受験生に影響が出ました。ことしから地理歴史と公民では試験の方法が変わり、2科目の受験が必要な多くの国立大学の場合は、試験時間の120分で2つの科目を受験して、最初の60分で受けた科目が正規の解答として採用されることになりました。しかし、今回2種類の問題用紙を同時に配付すべきところを試験監督のミスで1種類しか配られなかったため、予定していた科目を最初に受けることができなかった受験生が相次ぎました。中には試験終了後に解答用紙を書き直してもらうケースもあり、全国10の会場で合わせて512人の受験生が配付ミスの影響を受けたということです。文部科学省は、受験の公平性に関わる重大な問題だとして、このほかにも同様のミスで受験に支障をきたした受験生がいないかどうか、大学入試センターに詳しく調査するよう指導しました。