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2012年1月18日3時5分

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平田容疑者、「致死」関与認められず 逮捕監禁で起訴へ

 1995年2月に起きた東京の目黒公証役場事務長拉致事件で、東京地検は、オウム真理教元幹部・平田信(まこと)容疑者(46)について、逮捕監禁致死罪での起訴を見送る模様だ。警視庁は逮捕監禁致死容疑で逮捕したが、事務長の死亡につながった薬物投与への関与が認められず、勾留期限の21日までに逮捕監禁罪で起訴する見通し。

 宗教学者のマンションに爆発物を仕掛けたとされる爆発物取締罰則違反容疑については、平田容疑者をかくまったとして犯人蔵匿容疑で逮捕された元信徒斎藤明美容疑者(49)の刑事処分を待った上で、警視庁が再逮捕するとみられる。

 平田容疑者は95年2月28日、仮谷清志さん(当時68)をレンタカーで拉致し、山梨県の旧上九一色村(現富士河口湖町)にあった教団施設で薬物を注射して翌3月1日に死亡させた疑いで逮捕された。警視庁の調べに平田容疑者は「幹部の指示で車を運転しただけだ」と説明。事件にかかわった他の教団幹部らの証言などを踏まえても、死亡に至る薬物投与への関与は認められなかったという。

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