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AP通信が平壌支局を開設 「当局のチェック受けない」

2012年1月16日18時24分

 AP通信(本社・ニューヨーク)は16日、北朝鮮の首都平壌に支局を開設したと発表した。同社のトーマス・カーリー社長らが出席し、現地で開設の記念式典を開いたという。

 同社の映像配信部門APTN(本社・ロンドン)は2006年に欧米の報道機関として初めて平壌支局を設けており、今後は映像に加えて記事と写真の配信もするという。

 AP通信によると、北朝鮮国営の朝鮮中央通信と協議を続けた結果、支局の開設に至った。ソウルにあるAP通信の韓国支局の指揮下で、北朝鮮人の記者が取材、撮影にあたる。同社のキャスリーン・キャロル副社長は「AP通信は世界各地で当局から独立して運営され、記者は検閲には応じない」と語り、記事の内容は北朝鮮当局のチェックを受けないという。

 平壌には中国の新華社通信などが常駐しているほか、日本の共同通信も06年に支局を開設している。(ニューヨーク=中井大助)

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