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土の除染作業中 作業員死亡

1月17日 22時35分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

福島県の中学校で放射性物質に汚染された土の除染作業に当たっていた59歳の男性作業員が、死亡しました。

17日正午ごろ、東京電力福島第一原子力発電所からおよそ23キロ離れた福島県広野町の中学校で、テニスコート脇の表面の土を削る除染作業に当たっていた59歳の男性作業員が倒れているのを、近くにいた同僚が見つけました。男性は心肺停止の状態で、ヘリコプターでいわき市内の病院に運ばれましたが、午後2時すぎに死亡が確認されました。死因についてはまだ分かっていないということです。除染作業を行う日本原子力研究開発機構によりますと、男性は地元の建設会社の社員で、先月から20日余りにわたり作業を続けてきました。現場の放射線量は、地表で1時間当たり0.9マイクロシーベルトで、男性の16日までの被ばく量は合計で0.1ミリシーベルトとなっていて、原子力研究開発機構は、被ばくが影響した可能性は極めて低いと話しています。