【福岡】暴力団か市民に銃撃、建設会社社長が重傷

01/17 19:51 更新

またも、一般市民が標的となりました。福岡県中間市で17日、建設会社の社長が男に拳銃で撃たれ重傷です。「団地にも近い住宅街の一角で、発砲音が響きました。通学路にもなっている道路には規制線が張られ、物々しい雰囲気となっています」。警察によりますと、17日午前5時半すぎ、中間市の建設会社で、会社前の自動販売機を利用しようとした社長の黒瀬隆さん(52)が、男に拳銃で撃たれました。黒瀬さんは腕や腹などを撃たれ、全治1カ月の重傷です。母親は「『救急車に電話しようか?どうしたん?』って言ったら、『ピストルで撃たれた』と言っていた。今(レントゲン)写真を見てきたが、右腕を貫通していた」と話していました。男は40歳くらいで、上下とも黒っぽい服を着用していたということです。黒瀬さんの自宅には2005年にも銃弾2発が撃ち込まれていました。福岡県では去年、全国最多となる18件の発砲事件が発生。そのうち半数は建設会社が狙われ、去年11月には北九州市の建設会社の会長が暴力団の犯行とみられる発砲で犠牲になっています。警察では、今回も暴力団の犯行の疑いがあるとみて、殺人未遂事件として捜査しています。