NHK福岡のニュース　福岡放送局

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覚醒剤と思い込み誤認逮捕

１７日未明、北九州市で小倉北警察署の警察官が、覚醒剤の簡易鑑定の結果を十分に確認せずに、２３歳の男性を誤って逮捕していたことがわかりました。
警察は約９時間後に男性を釈放し、謝罪したということです。
福岡県警察本部によりますと１７日午前２時すぎ、北九州市小倉北区日明の国道で、警察官が道路のセンターライン付近に車を止めて寝ていた、２３歳の会社員の男性に職務質問して調べたところ、車の中からポリ袋に入った白い粉末が見つかりました。
このため駆けつけた小倉北警察署の捜査員が、専用の試薬を使って粉末の簡易鑑定をした結果、覚醒剤の反応が出たと判断し、午前３時半に男性を覚醒剤取締法違反の疑いでその場で逮捕しました。
しかし、その後警察の科学捜査研究所で詳しく鑑定したところ、粉末は覚醒剤ではなかったことがわかりました。
警察は、逮捕から約９時間経った１７日午後１時ごろ男性を釈放し、謝罪したということです。
警察によりますと簡易鑑定をした捜査員が、試薬の色などを十分に確認せず覚醒剤だと思い込んだとみられるということです。
福岡県警察本部薬物銃器対策課の丸山隆次席は「誠に遺憾で、今後このようなことがないよう指導を徹底し再発防止に努めます」と話しています。

01月17日　18時45分

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