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【サッカー】

U−23奥さま会結成 ロンドン五輪へ内助の功

2012年1月17日 紙面から

グアム合宿で、激しくボールを奪い合う新婚ホヤホヤのDF比嘉(手前)=グアムで(松岡祐司撮影)

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 【グアム松岡祐司】ロンドン五輪を目指して当地で合宿中の男子サッカーU−23(23歳以下)日本代表候補に強力なサポート部隊が結成された。新婚ホヤホヤのMF山村和也(22)=流通経大=ら若くして所帯を持った精鋭5選手の夫人が「奥さま会」をつくり、五輪切符獲得へ戦う夫を支える。合宿2日目の16日は午前と午後の2部練習を実施、25選手が体力トレ中心の過酷なメニューをこなした。

 「内助の功」があるから、ピッチで果敢に戦える。夫を支える妻たちの力を結集しようと、「U−23奥さま会」結成の動きが出てきた。

 グアム合宿の招集メンバーのうち、身を固めているのは5人。元日に女優の三村恭代さんと結婚した山村、看護師の女性と昨年11月にデキ婚したDF比嘉(流通経大)、一昨年12月にGK権田(FC東京)がイブ婚、昨年5月には、日本代表MF清武(C大阪)、同9月にFW永井(名古屋)も結婚した。

 勝負の世界に身を置くアスリートにとって、妻のバックアップは絶対条件。ただ、栄養面の管理や心身のサポートのかじ取りは、簡単にできるようでいて意外と難しい。そこで、「奥さま会」で情報交換、連係を密にして、裏方パワーを高めようというわけだ。

 妻・裕美さんに手料理で栄養面を管理してもらっている権田は「2月22日の最終予選マレーシア戦にうちの奥さんも行くので、できれば一緒に」と語り、チームで最も早く結婚しただけに、「教えられることがあれば何でも聞いてほしい」と言った。山村は「そういう(夫人同士の)交流ができればしたい。選手の家族みんなと一緒にロンドンに行けたらいいですね」と“合同五輪ツアー”も呼び掛けた。

 妻は栄養学を学んだり、手料理をつくったり、疲労した夫の身や心を癒やして、ピッチで戦う夫を支える。妻たちの総力も結集し、U−23がロンドン五輪の出場切符をつかみ取る。

 

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