2011年11月18日 10時56分 更新:11月18日 11時42分
仮設住宅などで暮らす中高生が集中して勉強できる環境をつくろうと、岩手県陸前高田市の小中学校3校の教室に自習室「学びの部屋」が設けられ、多くの生徒が通っている。
同市と被災した子どもを支援する団体が運営。退職教員らを配置し、質問にも答えている。市立第一中学では図書室を含む3教室を開放。同中3年の須藤歩美さん(15)は「仮設住宅は部屋が少なく、落ち着いて勉強できない。自習室はみんな集中しているので刺激になる」と話した。
自習室は火曜と木曜の午後7時~同9時と日曜の午前9時~午後3時の週3回開放される。【小松雄介】