反ウォール街デモ:全米で200人以上が逮捕

2011年11月18日 10時20分 更新:11月18日 10時51分

プラカードを持って集会に参加した人々=ニューヨーク・マンハッタンで2011年11月17日、山科武司撮影
プラカードを持って集会に参加した人々=ニューヨーク・マンハッタンで2011年11月17日、山科武司撮影

 【ニューヨーク山科武司】経済格差への抗議運動「ウォール街を占拠せよ」の開始から丸2カ月を迎えた17日早朝、米ニューヨーク・マンハッタンでは、拠点としていた南部・ズコッティ公園に約1000人が集合し、数百メートル離れたウォール街に向けてデモ行進した。午後3時からは市内16の地下鉄駅構内などでも抗議集会が開かれ、AP通信によると、ニューヨークを中心に全米で計200人以上が逮捕された。

 マンハッタン南部のユニオン・スクエア公園では、プラカードを持った数百人が「学生と労働者が市を閉鎖する」「経済と教育の平等を」「生活できる賃金と教育を」と口々に訴えた。

 ただ悪天候のせいか、参加人数は総じて低調で、ブルームバーグ・ニューヨーク市長は「警察は1万人は参加するとみていた。混乱は最小限にとどまった」と述べた。

 AP通信によると、17日はこのほかカリフォルニア州ロサンゼルスでも約500人がデモ行進。ミズーリ州やオレゴン州などでも抗議集会などが開催された。

 英国のロンドンでもセントポール寺院前で泊まり込みの抗議運動が続いている。

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