靖国神社放火事件 中国人に逮捕状
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靖国神社放火事件 中国人に逮捕状

1月17日 18時5分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

先月、東京・千代田区の靖国神社で灯油のようなものがまかれて門の一部が放火された事件で、警視庁は、韓国の日本大使館に火炎瓶を投げつけたとして現地で逮捕された37歳の中国人の男が事件に関わった疑いが強まったとして、放火の疑いで逮捕状を取りました。今後、警察庁などを通じて韓国側に男の身柄の引き渡しを求める方針です。

逮捕状が出ているのは、中国人の劉強容疑者(37)です。この事件は、去年12月26日、靖国神社の境内にある「神門」と呼ばれる門の近くに、灯油のようなものがまかれて火をつけられ、門の一部が焦げたものです。この事件について、今月8日に韓国・ソウルにある日本大使館に火炎瓶4本を投げつけたとして、韓国の警察当局に逮捕された劉容疑者が「自分がやった」と供述していました。このため警視庁は、韓国の警察から提供された劉容疑者の指紋や、日本への渡航記録を調べるとともに、靖国神社の近くにある防犯カメラの映像の解析などを進めていました。その結果、劉容疑者が事件に関わっていた疑いが強まったとして、放火の疑いで逮捕状を取りました。警視庁は、犯罪人引き渡し条約に基づいて今後、警察庁などを通じて韓国側に劉容疑者の身柄の引き渡しを求めることにしています。