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Microsoft社が開発・公開している、P2P技術を応用した音声通話ソフト。インターネットを通じてパソコンや携帯情報端末を接続し、音声通話やテレビ電話、文字によるチャットを手軽に行なうことができる。
Skypeをインストールして同社にユーザ登録し、パソコンにマイクとスピーカー(あるいはヘッドセット)を接続すれば、ユーザ同士で音声による通信を行うことができる。通話品質は通信環境にもよるが、多くのユーザにとっては通常の電話よりも高いとされる。パソコンではWindowsシリーズやMac OS X、Linuxなどに対応するほか、iPhone(iOS)などの一部のスマートフォンやPSPでも利用できる。
最大25人までの同時通話(電話会議)が可能で、インスタントメッセンジャー(IM)のようにテキストによるチャットやファイル転送、通話相手を「友達リスト」で管理する機能もあり、登録したユーザのオンライン状況をリアルタイムに確認することができる。
Skypeは一般的なIP電話システムなどと異なり、中央サーバを介さずユーザ同士が直接接続して通話する。インターネットの通信経路上で盗聴などされないよう、通信内容は暗号化される。ファイアウォールやNATの内側にあるパソコンからも、特別な設定を行うことなく接続できる。
ユーザ同士の通信は無料だが、有料で世界中(対応状況は国により異なる)の固定電話や携帯電話に電話をかける「SkypeOut」機能もある。日本では、国内への通話が1分4円弱、主要国への国際電話が1分2〜3円程度となっている。支払いはユーロ建てで行う。また、一部の国ではSkypeのIDに電話番号を割り当て、国内通話料金で通常の電話から着信・通話できる「SkypeIn」機能も提供されている。
Skypeは元々、著名なファイル交換ソフト「KaZaA」の開発者として知られるNiklas Zennstrom氏とJanus Friis氏が2003年に設立した同名の企業によって開発・公開された。同社は2005年にeBay社に買収されたが2009年に投資家グループに売却され、2011年10月にMicrosoft社が再び買収、同社の一部門となった。