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【長野】「世の中」占い、厳しい結果 諏訪大社で筒粥神事
今年1年の世相や農作物の豊凶を占う諏訪大社の筒粥(つつがゆ)神事が14日夜から15日早朝にかけて下諏訪町の同大社下社春宮で行われ、神職らが厳しい寒さの中、夜を徹して筒粥の釜を炊き上げた。世相全般を占う「世の中」は五分満点で三分六厘。昨年の三分五厘を若干上回ったが厳しい結果となった。 諏訪大社七不思議の一つにも数えられる筒粥神事。ヨシの茎44本を小豆入りの米とともに炊き、茎に入り込んだかゆの量や状態で農作物43種類の作柄と世相を占う。氏子や農業関係者ら約30人が神妙な面持ちで見守っていた。 神事後、北島和孝権宮司は「世の中」占いについて「今年は出だしはいいが後半息切れする気配があり、備えは怠りなきように。自然に生かされているという感謝の気持ちを忘れず生活してほしい」と語った。
農作物の豊凶は、「早生小麦」「エンドウ」「ナスビ」「ナシ」「オカボ」「長芋」の6品目が大豊作、「アワ」が不作と出た。 (梅村武史) PR情報
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