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北朝鮮が、音楽を通じた金正恩(キム・ジョンウン)氏の宣伝活動に力を入れている。指導者への忠誠心を歌で人々に植えつけ、社会の結束を図った父の金正日(キム・ジョンイル)総書記の「音楽政治」を継承した形だ。
朝鮮中央通信は15日、正恩氏が鑑賞した平壌での音楽公演で、正恩氏をたたえる「パルコルム(歩み)」や、正恩氏の名を初めて冠した新曲「金正恩将軍を命をかけて死守する」が演じられたと伝えた。
正恩氏は新年音楽会も幹部と鑑賞しており、同通信が伝えた今年の動静の約半分が音楽公演。金総書記も生前、幹部らと音楽公演などを頻繁に鑑賞した。