サウサンプトンは来季のプレミアリーグ昇格が有力だ。李は他からもオファーがある中でイングランドでのプレーを選んだ理由を「プレミアリーグは世界一だと思う。やるんだったら世界一のところでやりたい」と言い切った。
スペイン1部リーグと並んで世界最高レベルと言われるプレミアリーグ。攻守の切り替えが早く、スピードとフィジカルの強さが求められ、日本選手が主力として活躍した例は少ない。それでも在日韓国人4世として生まれた李は「朴智星さんとかは活躍している。日本人としてというより、アジア人のFWとして活躍しなきゃというのがある」と話す。
Jリーグでは広島に移籍後、しばらくはあまり試合に出られなかった。だが少ないチャンスで結果を出してレギュラーに定着し、昨年は初の日本代表にまでなった。逆境をはね返してきた強さが生きるだろうか。
「今の自分から一皮も二皮もむけないと。プレミアで活躍できればワールドカップ(W杯)でも活躍できる」と2年後も見据えている。(共同)