君が代めぐる停職処分取り消し訴訟 戒告処分までは裁量権の範囲内とする判断 最高裁
君が代斉唱時の不起立をめぐり、最高裁判所が初判断を下した。
君が代斉唱の際に起立をせず、懲戒処分を受けた学校教員らが処分の取り消しなどを求めた裁判で、最高裁は「君が代斉唱を求めることは憲法に違反しない」としたうえで、処分の重さについて、1回の不起立でも戒告処分までは裁量権の範囲内とする判断を示した。
一方、1回の不起立で減給処分とされたり、数回の不起立で停職処分とされた教員については、妥当性を欠くとして、処分を取り消す判決を言い渡した。
(01/17 00:56)