「君が代」不起立訴訟 最高裁、「1回の不起立でも戒告処分までは裁量権の範囲内」
卒業式などで、「君が代」斉唱の際に起立をせず、東京都教育委員会から懲戒処分を受けた学校教員らが、処分の取り消しなどを求めた裁判で、最高裁は「君が代斉唱を求めることは、憲法に違反しない」としたうえで、処分の重さについて、「1回の不起立でも、戒告処分までは裁量権の範囲内」とする判断を示した。
一方、「1回の不起立で減給処分」とされたり、「数回の不起立で停職処分」とされた教員については、「妥当性を欠く」として、処分を取り消す判決を言い渡した。
(01/16 18:13)