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【連続不審死公判】「学費援助断ったら態度変わった」 結婚詐欺未遂被害者証言
2012.1.16 20:56
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午後には、結婚詐欺未遂事件の男性被害者(59)が出廷した。検察側は、被害者が詐欺と気づいた経緯などを聞いた。
検察側が朗読したメールなどによると、木嶋被告は大出さんと知り合った日と同じ21年7月13日、結婚紹介サイトを通じてこの被害者と知り合った。木嶋被告はメールや電話で、学費名目で百数十万円の援助を男性に求めたという。
検察官は、被害者が木嶋被告に送ったというメールの内容を朗読した。
「立て替えたいのは山々だが支払うのは困難です」
検察官「このメールを送った理由は」
被害者「学費は工面できたが、金がなくても愛情があれば受け入れてくれると思い、試しに送ってみた」
検察官は、木嶋被告の返信メールも読み上げた。
「協力ができないのは、私に対して愛や誠意がないと判断します」
検察官「返事を読んで、どう思いましたか」
被害者「手のひらを返したように態度が変わり、結婚詐欺だと気づいた」
これに対し弁護側は、メールのやりとりが断絶した数日後に被害者が送った「失礼おわび申し上げます」という内容のメールの存在を指摘。一方的に関係を断ったのは被害者の側で、木嶋被告は結婚の意思があったと指摘した。
17日は、大出さんの死亡状況に関する審理が行われる。(清作左)
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