石井苗子の健康術
2012年1月10日
ツイッターから身を守る健康法
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(どんな情報ツールも、使う側の自由であることには違いないのですが)
多くの方がお名前をご存知のベテランの歌手が、私の知り合いを含む何人かで、レストランにいらっしゃいました。
たまたま個室ではなかったそうで、ふと隣のテーブルに目をやると、座っている方のほとんどの方がうなだれていらっしゃる。「何かご不幸でもあったのかな」と思われたそうです。
ところがしばらくすると、そのレストランのドアが開いて、彼の知らない人が首を出し、彼を見つけて「ホントだ~~!」などと騒いでから、いなくなるという体験を、2、3回することになったのです。
ファンでもなさそうだと、頭が混乱してから、アッと気がついたことは、うなだれているように見えたのは、ツイッターをやっていたのではないかということでした。
ツイートを読んだ、たまたま近くにいた人たちが確認のために自分を見に来ている、そう推察した彼は、「すいません、個室にすればよかったですね」と、ご一緒のお仲間に謝ることに……。
彼はその場でこう言ったそうです。
「どんなツールを使うのも自由でしょうけど、関心がない人間にまで被害が及ぶなんてこと、あっていいんでしょうかね」と。
でも、受け止めようによっては、彼にまだスター性があるとも言えます。ツイッター効果はあなどれません。見に来たからといって、その人たちを一概に非難することもできないでしょう。
なぜなら、そうした行為を歓迎する芸能人もいらっしゃるからです。そのためにわざと個室に行かない人もいるかもしれない。
でも、こうした環境から身を守る方法はないのでしょうか。もはや、彼のようなスターもそうでない人も関係なく、生活に影響があると思えます。どこの誰がいつ自分を見ているのか解らない可能性が高くなった。今はそんな情報社会です。
海に網を放つように情報を放つライフスタイルは、もう認めざるをえないのでしょう。でもそこに関心がない人が、彼のような目にさらされるのは、なんともならなのでしょうか。今さらながらですが、どうすることもできない情報社会の大きさと影響力を考えさせられました。
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- プロフィール
- 石井苗子(いしい・みつこ)
- 誕生日:
- 1954年2月25日
- 出身地:
- 東京都
- 職業:女優・ヘルスケアカウンセラー
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コメント
ここに述べられているような、情報ならびにシステムの使い方は正しいとはいえません。面白半分に、人を傷つけるような内容を伝えあうのは、許されることではありません。
ツイッターのようなシステムを用いるときには、当然、そこで守られるべき礼儀、エチケットがあります。このようなシステムを用いて陰口を言ったり、こそこそと必要もないことを伝え合うのは、この礼儀に反しています。
さらに進めば、ネットの上で人の悪口や他人の心を傷つけるようなことになります。情報化社会とはこのようなことが平気で行われる社会を指すのではなく、正しい情報を伝え合うことによって、人の知識、良識を増大させていくものでしょう。
余計なおせっかいや悪口などがはびこるのは、反情報社会とよぶべきでしょう。