NHK福島県のニュース 福島放送局
汚染砕石 通学路にも使用
問題となった砕石場の石が二本松市の小学校の通学路の震災による復旧工事に使用されていたことが分かり、小学校では17日、保護者を対象にした臨時の説明会を開き、今後の対応について検討することになりました。
二本松市の建設会社、本多建設によりますと、原発事故の後、浪江町の砕石場から砕石を購入し、震災の影響でひびが割れたり段差になったりした市内の旭小学校周辺の通学路の復旧工事に使用したということです。
去年4月上旬に行われた工事は、元々のアスファルトをはいで、購入した砕石を敷き詰めた上で再びアスファルトで舗装したということです。
これを受けて、旭小学校で学校周辺の放射線量を調べたところ1時間あたり最大で0点5マイクロシーベルトと比較的低かったということです。
このため学校ではあす保護者を対象にした臨時の説明会を開き、通学路の工事をどうするかなど今後の対応を検討することにしています。
旭小学校の土屋光啓校長は、「まさか学校の近くに放射線量が高いとされる石が使われていたとは思っていなかったので驚きました。今後はきめ細かく測定を行いこどもと保護者の方々に安心してもらえるように早急に対応したい」と話していました。
また、工事を行った本多建設の佐藤幸雄営業部長は「一刻も早く道路を通れるようにしたいという思いで工事をしましたが放射線量の高い石を使っていたことは知りませんでした。使用した量は少なく、放射線量も低かったのでほっとしました」と話していました。
01月16日 19時26分
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