2011年12月07日

社長コラム−「ユーミーマンションと放射線の問題」

3月11日の地震はマグニチュード9.0、そして揺れが3分間くらい続く、今までで一番大きな地震でした。
問題の原発事故はそこで起こり、冷却機能の喪失・炉心溶融等によって大量の放射性物質が放出されました。以降、50km離れた当地方でも、放射線の高い地域においては除染作業が行われています。
公共施設等の除染はある程度終え、今後は民家の除染へと移るわけですが、範囲も広く気の遠くなるような作業になるでしょう。しかし人体への影響を考えると、このまま手を付けずには置けないのが現状です。

放射線には、アルファ線・ベータ線・ガンマ線・中性子線などあるようですが、これらの透過を抑える能力の違いをみると、鉛や熱い鉄板又はコンクリート壁が一番の防護策のようです。また、一部の仮設住宅で比較的高い放射線量が計測されたということで、その低減を目的に、床下にコンクリートを流し込む対策が実施され、結果その線量が大幅に減少したことが新聞に出ておりました。5年、10年と先々のことを思えば、住む家をどうするかというのは、特に子供さんのいる若い世代では、大変に深刻な問題です。

『コンクリートのマンション、どこか空いていませんか?』

この問い合わせがあるのは、少しでも線量が低い所へ逃げたい、安全に暮らしたいと思うその一心だと思います。
部屋を選ぶにあたり、木造プレハブアパートと鉄筋コンクリートマンションを比べた時、ほとんどの方は鉄筋コンクリートの建物を選んでいるようです。

私共が施工しているユーミーマンションが鉄筋コンクリート構造であり、入居者の皆様にとって快適で、しかも安全・安心に暮らしていただける建物なのだと思いますと、今更ながら、ユーミーマンションを建てていて良かったなと思っています。

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posted by 佐藤組スタッフ at 14:26| 福島 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 社長コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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