NHK島根県のニュース　松江放送局

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県や市に島根原発に関する要請

松江市にある島根原子力発電所の運転に反対している市民グループなどが、島根県に対して現在定期検査中の１号機の運転再開や建設中の３号機の運転開始について、県民の意見を聞くことなどを申し入れました。
申し入れを行ったのは、島根原発の運転に反対している市民グループ、「フォーラム平和・人権・環境しまね」と自治労島根県本部の２つの団体です。
１６日は関係者１０人が島根県庁を訪れ、市民グループの杉谷肇代表が島根県の大國羊一危機管理監に要請書を手渡しました。
要請書では、▼現在定期検査中の１号機の運転再開や▼２号機のプルサーマル計画、それに▼建設中の３号機の運転開始について県民の意見を聞くことを求めていてます。
また、▼島根県の３０キロ圏内の自治体が中国電力と安全協定を締結できるよう県としての後押しをすることや▼原発で事故が起きた場合には船が運航せず、移動や物流が困難になるおそれがある隠岐の４つの町と村についても対策をとることを求めました。
申し入れを受けた大國危機管理監は、「県民の意見を把握することは、非常に大切なことだと思う。どういう段階でどういうことをするのかはまだ決まっていないが、今後考えていきたい」と応えていました。
市民グループなどは、このあと島根原発がある松江市に対しても同様の申し入れを行い、午後からは、中国電力も訪れることにしています。

01月16日　15時05分

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