今回の内閣人事について、参院の民主党内では「輿石流の順送り人事そのものだ」との指摘が出ている。 民主党関係者は、「田中直紀参院議員の防衛相起用は、輿石が強くこだわった結果だ」と証言する。 田中は昨年11月、死去した西岡参院議長の後任の参院議長候補に名前が挙がったが、選ばれず、輿石周辺は「輿石氏には議長選で苦い思いをさせたという負い目があった」と語る。 法相に起用された小川敏夫参院幹事長も、輿石が実質的に人選を決める「参院枠」との見方が強い。国民新党の自見郵政改革相を除けば、参院からの閣僚起用は、改造前も後...