韓国の造船業界は昨年、船舶受注量で中国を振り切り、2008年以来3年ぶりに世界1位の座に返り咲いた。建造量では世界のほぼ半分を占め、受注額でも中国を大きく上回った。
英国の造船・海運市況専門会社「クラークソン・リサーチ」によると、現代重工業、大宇造船海洋、STXなど韓国の主要造船メーカー各社は昨年355隻、1355万4000CGT(付加価値換算トン数)を受注したという。これに対して中国は487隻、920万2000CGTにとどまった。昨年は海運市場の不況や船舶金融が振るわなかったことなどが影響し、世界の船舶受注は前年に比べ30%ほど減少した。しかし韓国の受注量は2010年に比べ7%ほど増え、シェアも48.2%まで上昇した。一方、中国の受注量は2010年に比べほぼ半分の水準にまで落ち込んだ。
また受注額でも韓国は昨年、およそ481億6000万ドル(約3兆7000億円)の実績を記録し、192億ドル(約1兆4700億円)にとどまった中国を2倍以上も上回った。とりわけドリルシップや液化天然ガス(LNG)輸送船など、付加価値の高い船舶受注では中国を圧倒した。