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拉致被害者家族、東電元部長の蓮池さん「原発を語る」 | ||
北朝鮮による拉致被害者家族会の元副代表で、東京電力原子燃料サイクル部の部長を務めた蓮池透さんの講演会(佐賀市革新懇主催)が15日午後6時半から、佐賀市文化会館で開かれる。福島第1原発の保守管理や核廃棄物再処理に携わった経験を基に脱原発の実現を訴える。
講演では、このほど刊行した著書「私が愛した東京電力」を基に、原発推進側にいたという良心の呵責(かしゃく)、事実を隠蔽(いんぺい)する東電会見への怒りなどを告白。使用済み核燃料の受け入れ先がない原発に未来はなく、政府や電力会社は問題を先送りせずに新たなエネルギーを見つけるべきと訴える。
蓮池さんは1977年に東京電力に入社。福島第1原発には通算5年半勤務し、原子炉圧力や水位、放射線量を計測する保守管理業務を担った。06年にはウラン燃料の再処理などを所管する原子燃料サイクル部の部長に就任し、原子力安全・保安院との折衝にも当たり、09年に退社した。
会費は500円。詳しくは事務局の向井さん、電話090(1194)6373。 |
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2011年12月10日更新 |