「buzzLife」というサイトで、「牧場しぼり」の安全性について、不安の声や疑問の声があがったため、江崎グリコ株式会社の担当との、質疑応答の機会を設けその様子をHP上に公開しています。
とても、面白いので紹介。
要約すると
グリコ「牧場しぼり」の震災前後の生産事情流れ
グリコ「牧場しぼり」は、2011年3月11日の東日本大震災が発生するまでは、福島県の浜通り地区に限定した生乳を主原料として使用していた
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震災により茨城・福島の2工場が被災し、一時生産不能(茨城工場のみ4月12日より生産再開)
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3月17日厚生労働省より福島県産原乳出荷禁止の発表が出されたため、「浜通りの生乳」を使用できず、茨城工場の生産再開後(4月12日〜6月17日時点)は宮城県産の生乳を使用
「担当者と話そう!」というテーマのとおり、ご参加いただいたみなさんからは、たくさんの質問やご意見をいただきました。 <いただいたご質問とその回答> Q:なぜ福島浜通り地区の生乳を原料としたのですか? A:理由は大きく2つです。 まず1つめが、同地区の生乳が、品質面だけでなく、コクや甘みといった風味面においても非常に良好であったこと。 2つめが、生産工場からの距離が近く、品質上のメリットが大きかったことです。 この生乳を主原料とすることで、「牧場しぼり」ならではの『濃厚なミルクのコクがありながら、後口がすっきりとしたおいしいアイスクリーム』を作ることができたのです。 Q:現在はどこの地区の生乳を使って生産を再開しているのですか? A:宮城県産の生乳を使用しています。行政のモニタリング検査結果(厚生労働省及び宮城県のホームページにて閲覧可能)において問題がないことを確認できております。 (厚生労働省のホームページでは、4月11日〜直近の6月7日までの結果はヨウ素・セシウム共に不検出・すべての検出結果が時系列で掲載されています。ND=不検出 ※PDFが開きます) Q:なぜ他の地域ではなく、宮城県の生乳なのですか?震災後も東北地方の生乳を使い続けたのはなぜですか? A:もともと「牧場しぼり」は産地にこだわりぬいて福島県浜通り地区の生乳を使用していました。宮城は福島と同じ東北地域であり、安全性が確認された上で、かつ「牧場しぼり」が求める生乳の質に非常に近いことと、茨城県にある工場まで48時間以内に生乳を届けることが可能であることがその理由です。 Q:なぜ茨城県の工場で作るのですか? A:生乳は衛生面での配慮や、専用の設備が必要なため、生乳を使ったアイスクリームは生産できる工場が限られています。 Q.昨年の「牧場しぼり」のフタには「福島県浜通り地区の生乳を使っています」の文字があったのに、リニューアル後はその文字がないのはなぜですか? A:震災前(3月11日以前)に生産した「牧場しぼり」は、福島県浜通り地区の生乳を使っています。震災後の生産再開後(4月12日以降)の「牧場しぼり」は、前述のとおり宮城県産の生乳を使っています。 しかし今回のリニューアル品のフタから「浜通り」の文字が表示されていないのは、パッケージ形状及びデザインの変更(半透明の袋で中身のカップとフタが透けるようにしたこと)に伴い、フタの文字が多過ぎると、袋の表面のデザインが見にくくなってしまったので、フタについてはシンプルな表示とすることを決定したためです。 2011年のリニューアル案は、流通業・小売業さんとの商談等の都合上、2010年中には決定する必要があったため、震災前から決定しておりましたし、震災前にも袋入りの商品は生産しておりますが、すべて同じフタのデザインで生産をしております。 Q:グリコ独自の検査基準は設けていないのですか?独自検査は行っていないのですか? A:現在のところ行っておりません。 これらの質疑応答を受け、buzzリーダーのみなさんからは、「国の安全基準の準拠では少し不安」という意見がある一方で、「今、食の安全性に疑問をもちはじめたらきりがない。本来は、国と企業が一体となって100%安全宣言すべきだと思う」という意見もありました。 全体では「『牧場しぼり』はおいしいし、これからも継続して食べ続けたい。自信をもってbuzz活動をしたいから、国の基準ではなく自主基準を設けて検査をしてほしい」という意見が多かったので、担当の黒川さんは、現在の不安定な状況の中、みなさんが安心しておいしく「牧場しぼり」を召し上がっていただくためには、食品メーカーとしてこれまで以上に徹底した安全管理と、お客様にとって分かりやすい情報の整理・開示を行っていくことが重要だと認識することができたと言っています。 この点は、会社に持ち帰り、社内の今後の検討課題とするとのことでした。 |
buzzLife【これぞ至福の満足アイスを体験】「『牧場しぼり』担当者と話そう!」のご報告<1>より
グリコ独自の検査は行っていない。独自の基準は無い。
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行政のモニタリング検査結果において問題がないから、問題ない!
宮城県の環境モニタリング結果:原乳(平成23年6月28日測定)
確かに、これを見ると問題なさそうだが、この調査結果は、多数の牛舎から集められた原乳が混ぜられて、検査された数値。
グリコの生産工場程の大きな規模で、原乳の入荷ルートはどうなっているのか?
安定して安く仕入れるためには、牧場と直接取引きして、仕入れるのが普通だと思うがどうなんだろう?
ホットスポットが点在する中で、どうなんでしょう!?
食卓にあがった放射能
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生乳の卸が牧場ごとに検査せず、全牧場分を混ぜて基準以下ならOKとしてしまう
その方式を続けるかぎり福島県産は買わないと思った
福島県の人は震災に放射能汚染と悲惨で可哀想とは思う
しかし、他県へも汚染を広めるのを容認しているかぎり同情心は起きづらい