日本大使館に火炎瓶投げた中国人「大韓民国万歳」
【ソウル聯合ニュース】ソウルの日本大使館に火炎瓶を投げ込んだ中国人の男が拘束されているソウル・鍾路警察署は16日、男が少なくとも2度にわたり韓国語で「大韓民国万歳」と叫ぶなど奇異な言動をとっていると明らかにした。同署はきょうにも男を送検する予定。
韓国語で日本の悪口を言ったり、留置場で韓国の国歌を歌ったりもするという。
男は日本政府が慰安婦問題に対して無責任な態度をとっていることに不満を抱き、8日に日本大使館に火炎瓶4本を投げ込み、壁の一部を焦がした疑いで逮捕された。
また、昨年末に東京・靖国神社に火をつけたと主張。朝鮮半島出身の祖母が旧日本軍の従軍慰安婦にされ、植民地時代の反日運動家だった曾祖父がソウルの西大門刑務所で拷問を受け死亡したと供述している。
警察は男の家族関係など、犯行動機の真偽を調査しているが、資料が乏しく確認は難しい状態だ。男と一緒に韓国入りした日本人女性は1日に出国したが、犯行を手伝ったかどうかについては確認できていないという。