新春恒例の南関町消防出初め式が14日、関川河畔などであった。江戸腹[えどばら]姿の消防団員150人が寒空の下、手押しポンプを使って勇壮な放水合戦を繰り広げた。
放水合戦で川に入り手押しポンプを操る消防団員=14日、南関町の関川(野田徹)
町消防団(末竹信雄団長、496人)は大津山グラウンドでの式典後、約1キロを行進。4分団が一斉に放水した後、分団対抗と第1分団内の5チーム対抗で竿頭[かんとう]標的落としに挑んだ。高さ18メートルのビーチボールを放水で落とす速さを競い、周囲を沸かせた。
放水合戦では、両岸からそれぞれ5組が手押しポンプ10台を操って水を掛け合った。肩や背中をピンクに染めた団員たちは、「よいしょ、よいしょ」と声を上げて火消しの心意気を見せた。(飛松佐和子)
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