仏 古い原発の閉鎖求めデモ
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仏 古い原発の閉鎖求めデモ

1月16日 5時8分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、日本でも原発の寿命を法律で規定する方針が示されるなか、フランスでは国内で最も古い原発の即時閉鎖を求めて、周辺の住民がデモを行いました。

デモが行われたのは、ドイツとスイスの国境に近いフランス東部のフェッセンハイム原発の周辺で、15日に周辺国の住民も加わり、300人余りの市民が参加しました。フェッセンハイム原発は、運転開始から34年が経過しているフランスで最も古い原発です。このためここ数年は老朽化が指摘されていて、原子力規制当局も原子炉の構造を強化するよう電力会社側に求めています。参加者は「福島第一原発のような事故を再び起こしてはならない」などと書かれたプラカードを掲げ、「老朽化が心配だ」と呼びかけながら、フェッセンハイム原発の即時閉鎖を求めていました。日本では古くなった原発の寿命を法律で規定する方針が示されています。ことし4月に大統領選挙が行われるフランスでも、古い原発の安全対策が争点の一つとなっていて、現職のサルコジ大統領がフェッセンハイム原発の閉鎖に慎重な姿勢を示しているのに対して、最大野党・社会党の候補、オランド氏は直ちに閉鎖することを訴えています。