2011年11月16日 19時12分 更新:11月16日 22時24分
シャープは16日、高速無線通信サービス「WiMAX(ワイマックス)」を内蔵した多機能端末「GALAPAGOS(ガラパゴス)」の新製品を12月9日に発売すると発表した。新たにKDDI系の通信事業者UQコミュニケーションズと提携、販路拡大を狙う。
電源を入れるとすぐに高速ネット通信が利用できる。受信時で、一般的な携帯電話より約5倍速い最大毎秒40メガビットの通信を使える。画面サイズは7インチで、基本ソフト(OS)は米グーグルの「アンドロイド」を採用した。本体価格の初期費用として4800円を支払い、登録から2年間は月額5550円、3年目以降は同3880円を支払うプランなどを用意する。
シャープは、昨年12月にガラパゴスを発売。当初はインターネットなどの直接販売に限定していたが、コンテンツ不足などから販売が低迷した。このため今年9月に自社販売をやめ、通信事業者イー・アクセスを通じた店頭販売に切り替えた。東京都内で記者会見した大畠昌巳・通信システム事業本部長は「ガラパゴスから決して撤退しない。今後も進化を続けていく」と述べた。【宮崎泰宏】