科学放射線の専門家が激白シンポ「一部メディアの過剰反応に異議あり!」+(2/3ページ)(2011.8.15 07:00

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放射線の専門家が激白シンポ「一部メディアの過剰反応に異議あり!」

2011.8.15 07:00 (2/3ページ)
福島の現状は「国による風評被害だ」と訴える高田純教授

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福島の現状は「国による風評被害だ」と訴える高田純教授

 日本では年間数千人が交通事故で亡くなっている。「だけど日本で、自動車産業を訴えたり、車に乗るのを止めようという人はいない。『脱原発』を訴えている人たちも車には乗っているはずだ」。チェルノブイリでは数十人が死亡。そして米国のスリーマイル島原発事故と、日本の福島第1原発事故では放射線による死者はゼロだ。「こうした災害の規模を冷静に認識する必要がある」と客観的に比較してみることの重要性を訴えた。

 その上で「広島、長崎も見事に復興している。福島の復興もできるはずだ」として、福島県内の放射線量の高い地域については表土を数センチ除去し、住民には個人線量計を配布することで、安全に住めるようになると提言。「私たちは福島県産の食品を買い、観光にも行って、福島を支援しましょう」と呼びかけた。

 続くパネルディスカッションには高田教授に加え、現在は福島県郡山市の防災対策アドバイザーを務めている根本匠・元首相補佐官、同市出身の田母神俊雄元航空幕僚長、「飯舘村を勝手に応援する会」を立ち上げた拓殖大の荒木和博教授らが出席した。田母神氏が「危ない危ないと言われるが、実際そんなに福島の放射線は危なくない。原発の上を飛ぶカラスが落ちましたか。原発近くの海で魚がどんどん浮きましたか。危なくないということがだんだん実証されてきている」と一気にまくしたてると、会場は爆笑の渦に。

 高田教授は「今後は現地の酪農家の皆さんを救うべく、検査をしながら食べることを実証していきたい」と決意表明。荒木教授が「高田さんのように考えている専門家は多いが、実際に発言される人は少ない。正面切ってものを言ってくださる方を皆でサポートしていきたい」と援護射撃した。

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福島の現状は「国による風評被害だ」と訴える高田純教授
福島支援シンポジウムで熱弁をふるう田母神俊雄元航空幕僚長(中央)
高田純教授の近著「福島 嘘と真実」(医療科学社)

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