福島・二本松市新築マンション高放射線量問題 コンクリに使用の石は県内20業者に出荷
福島・二本松市の新築マンションから比較的高い放射線量が確認された問題で、コンクリートに使われた石は、県内の20の業者に出荷されていたことがわかった。
問題が発覚したのは、2011年7月に二本松市で建築された新築マンションで、1階の室内から毎時1.16〜1.24マイクロシーベルト(μSv) の放射線量が確認された。
1階に住む住人は「ちょっと、えっ、なんで? みたいな、びっくりはしたんですけども。移動(引っ越し)しようと、うちは考えてはいます、今のところは」と話した。
マンションの基礎部分のコンクリートには、計画的避難区域の浪江町で採取した石が使われていて、およそ5,200トンが県内の建設業者20社に出荷されていたことがわかった。
このため二本松市では、国と協議して、同じ資材で建設された建物などがないか調査を進めるとしている。
また、マンション1階の住民については、移転できるよう検討したいとしている。
(01/15 21:01 福島テレビ)