脂肪組織を単に遠心分離して濃縮しただけでは、コンデンスリッチファット(CRF)とは言えません。コンデンス(濃縮)技術は、圧力を脂肪組織に加えるこ とで、死活細胞だけでなく、力尽きた老化細胞をも除去し、健全な若い脂肪細胞と幹細胞を濃縮することができる技術です。
このことは、脂肪の生着を良くする だけでなく、石灰化(しこり)や脂肪壊死といったこれまでの脂肪注入特有の合併症を防ぐことになります。
また、フィルターを装着した状態でのプロセスのた め、空気に含まれる菌やほこりなどのコンタミ(不純物)に触れる事の無い環境で行うため、感染症等のリスクを大幅に削減しました。
つまり、効果と安全面で優れているということです。
ウェイトフィルターを用いることで、通常の遠心分離に比べ、強く健全な脂肪細胞(コンデンスリッチファット)を抽出することが出来るようになります。
そのひとつが、ウェイト(重さ)による効果です。ウェイトフィルターのウェイト(重さ)によって、遠心分離の際に脂肪にかかるG(圧力)は、通常の遠心分離の G(圧力)の約25倍になります。この時、老いた弱い脂肪細胞はG(圧力)に耐えられず、排泄オイルになります。この約25倍のG(圧力)に耐えられた強く健全な脂肪細胞(コンデンスリッチファット)のみを抽出し、注入に使用するのです。
ウェイトフィルターには、液体のみを通す小さな穴が空いており、排泄オイルになった液体と残った健全な脂肪細胞を
しっかり分離させることができます。
ウェイトフィルターにより密室状態にし、全てのプロセスをシリンジ内で行います。
空気に触れないため、注入する脂肪は常に無菌状態にあり、感染症等のリスクを大幅に削減しました。