株式会社オープンドリーム

資本金:4,535万円
発行済み株式の総数:3,200株
本社
〒107-0062
東京都新宿区1-28-10 新宿MKビル11F
TEL:03-3353-6104

今年流行の株式公開準備室型の後悔株。
 先日紹介したイージーモダンワークス同様に明確な公開(後悔)日を第三者によって伝える、いわゆるマッチポンプによって自社株を販売。勘のいい読者ならお気づきだと思うが、株式公開準備室は株式公開を前に閉鎖されるだろう。このオープンドリーム社にいたっては譲渡制限の廃止、主幹事証券の決定、信託銀行および監査法人との締結という基本的な事項をクリアする前に公開準備室は閉鎖されると思われる。
 同社のある新宿区新宿1-28-10-11Fはどうやらマンション(2DK)のようで、とてもセキュリティの整っている会社には思えない。
 売られている価格は25万円〜30万円でありもちろん販売営業時には「来年、2009年に公開(後悔)します」ということ以外の話はほとんどせず、株価が25万円〜30万円になる根拠等の説明はない。もっとも公開準備室の営業電話はキッカケ作りでしかなく後はマッチポンプメンバーが投資会社、NPO法人を名乗り「公開時には70万円になる」、「あの会社(オープンドリーム社)は株を法人には売ってくれない、個人にしか売らない。なので○○さん、先に買ってください。そうしたら私が一株50万円で買い取ります。」等といったおいしい話を持ちかけるのだ。買ったら最後、それらの会社からの連絡はなくなる。
 この会社の株式販売の特徴としては販売時に株価算定書がついていることだろう。算定書によれば一株当たりは30万円が妥当だ(これもディスカウントキャッシュフロー方式で算出されており、この方式だと数字を自由に操作できるので信用度は低い)。と書かれている。しかし、問題はいつ誰が算定したということはどこにも書かれていないということだ。数字は嘘をつかないが、嘘つきが数字を作ることもあるのだ。にも拘らず彼らは堂々と株価算定書を売りにしている。そして、金融庁職員が登場し電話がかかってくる「株価算定書がついていれば安心です」と。ちなみに自称金融庁職員が言い残した金融庁財務ナントカ課の電話番号に電話をかけてみると人材派遣会社のFAXであった。極めつけは株価算定書の作成者の名前を株式公開準備室の方に訊ねると「インサイダーに当たるので株主の方にしか教えることはできません」とのこと。公開時期は不特定多数に教えることはできても算定書の作成者を教えることは出来ないそうだ。
 HPではこのオープンドリーム社の事業はロボットのはずである。しかし、登記簿における事業内容は多岐にわたっているが、そのほとんどはパソコン教室やインターネット関連であり、しかも外国為替情報やら外貨両替やら保険募集、さらに占い業までやるらしい。いったい何の会社?と思うような事業内容だ。ただ、HPにあるようなロボットに関する記述はどこにも見つけることが出来なかった。
 
 いくつかの噂を紹介すると
 
 噂1:会社内に占い師がいる。。
 噂2:公開準備室の所在は新宿本社内ではなくどこか別のところである。
 噂3:代表取締役は会社で生活している。
 
 などがある。ranking