2009年07月16日

喪主を務めて感じたこと

母に「挨拶考えるの大変だで、あんた喪主やりゃー」と言われました。
何が大変だったかって、本当に挨拶文を考える時間を作るのが大変でした。
お通夜の挨拶、告別式の挨拶、初七日の挨拶、それぞれ葬儀屋さんから文例を頂きましたが、これがなかなかうまくスキャナで取れない。スキャナで誤認識した所を確認しようとしても、なかなか妹と話す時間もない。
葬儀屋さんとの打ち合わせ、弔問に来て下さる方々の接待のため、なかなか独りになる時間をとれませんでした。
このブログを読んで下さっている葬儀屋さんがあれば、ぜひお願いします。これから喪主を努める視覚障害者のために、挨拶文例は、ぜひ点字のもの、ワード文書やテキストファイルを視覚障害者のために用意していただけるとうれしいです。
あ、今になって思い出した!冠婚葬祭の点字の本、2階にあったんだった!
お通夜と告別式の挨拶には、私が物心ついてからの父の生き方、人となりを自分の言葉で話したいと思いました。じっくり考える時間ができたのは、納棺師が来て下さっていた二時間余りだけでした。
私は弔問に来て下さった方に手を握られて「お父さん、大変だったね」と言われると涙腺がゆるんでしまうので、挨拶のときにすべてを網羅してお話したいと考えました。
ご参列いただいた皆様、私の父への思いは充分お伝えできたでしょうか。

それにしても、葬儀の翌日からは、仏壇屋や贈答屋の勧誘訪問や電話が多いこと!仕事だから仕方ないのかもしれませんが、翌日に訪問してくるのはぜったい失礼だと思います。
今日からは「点字のパンフレット持ってきましたか?」って言って追い返そうかな!
posted by 平瀬 徹 at 08:38| Comment(4) | 日記
この記事へのコメント
私も母を亡くした翌日から、いろいろな業者の電話や訪問に、父と二人で疲れ切り、怒りさえも感じていました。
決めた業者がありますと伝えればいいよとそのときには葬儀屋さんからアドバイスをもらいました。
仕事だからしかたないのでしょうが、もう少し遺族の気持ちを考えてほしいですよね。
Posted by ヴィンセント at 2009年07月16日 10:34
ご愁傷様です
あれからずっと、ブログを祈りながら読んでいました。
pyuaの母も亡くなってから8年が過ぎました。
点字とテキストファイルの情報を、伝えていけたらと思いました。
徹さんとお母様の体調を、十分ご自愛くださいませ
Posted by pyua at 2009年07月16日 14:25
ご苦労様です。大変でしょうが、頑張ってください。

私も、両親をなくして、通夜の日に弟の家に帰り告別式で2回、お礼をいわされました。
弟が葬儀屋と連携していたのですが、テキストの話はありませんでした。

息子の嫁さんの父親が亡くなった時は、長男がいましたが葬儀屋さんが代行しました。

今は気配り・サービスの時代ですから、目の不自由な方には点字テキストを揃えることは必要ですね。
Posted by syuri at 2009年07月17日 18:22
私の父の時は、死亡してから 火葬場の休みや、友引などがあった関係で、5日間家に
いました。その間、お葬式もしていないのに
お返しやら、お墓場や仏壇やなどの
勧誘が来て、身も心も疲れ果てました。
もう少し遺族の気持ちを考えてほしい!!と本当に思いました。
Posted by めぐみ at 2009年07月21日 00:20
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