
評論
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平素より板橋区の福祉政策にご尽力賜り、本当にありがたく存じます。
さて、私達は昨年一年間に渡って、移動支援のあり方について、障害者福祉課ならびに福祉事務所と話し合いを繰り返してまいりました。しかし区側が提示してこられたものが非常に理不尽な部分があり、再検討を求める意味で貴議会への陳情にいたりました。
何とぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
陳情項目
一、家族の葬儀において、重度障害者が喪主を勤めるに当たり、距離如何に関わらず、必要な限りの宿泊介護を認めていただきたい。
二、移動支援や重度訪問介護を 受給していない者(児)も家族の葬儀等家族介護が受けにくい状況において、緊急に介護者を見つけて、介護を受けられるような一と同様に宿泊介護を含めた緊急介護体制を、当区独自の支援システムとして設けていただきたい。
三、如何なる場合においても、体制が改正された場合は、障害者のしおり等に明記し、その体制がどんな物なのかを介護事業所等関係機関および板橋区民に周知徹底していただきたい。
四、入院介護および移動支援のように、区としての回答が出されている事柄については改正事項を周知徹底していただきたい。(特例というならば、今までに認めた特例集のようなものを「障害者のしおり」の付則として配布し、区が何処まで障害者区民一人の生活を守ってくれているのかを知らせて、希望を与えて欲しい。声をだせるものだけのものであってはならないと思うから。)
陳情理由
一について
肉親が亡くなった場合、納骨までは落ち着きませんし、人道的にもはなれがたいとおもいます。ましてや喪主ともなれば、葬儀の手配から遺産の分与まで集まってきた親戚と綿密な打ち合わせの核とならなければなりません。自宅に帰って休む時間などないです。
このような状況を踏まえて、喪主として責務を果たす場合は、たとえ一時間以内帰ることが出来る場所がその席だったとしても、必要な限りの宿泊介護を認めていただけますよう強く要望いたします。なお、その申し出が重度訪問介護受給者だった場合、区独自のやり方として、宿泊介護の時間中、移動加算がつけられるようお取り計らいください。慣れない地での介護は大変です。
二について
当然のことながら、独居の障害者同様に、家族介護で過ごしている障害者もまた、葬儀という全く持って予測も出来ない緊急時、慌てて行かなければいけないは、介護はしなければならないはで、家族はパニック状態で、本人も気まずく非常に不安な思いをします。
家族のサポートとして介助を頼めるようなシステムもまた必要ではないでしょうか。
障害者が当たり前の生活をするための見逃せない課題として、このようなシステムを板橋区で実現できるようお願い申し上げます。 以上
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