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木嶋被告の殺し文句「避妊しなくて構わない」…3人連続不審死初公判

スポーツ報知 1月11日(水)8時2分配信

 練炭自殺に見せかけ、都内の会社員・寺田隆夫さん(当時53歳)、千葉県の無職・安藤建三さん(同80歳)、都内の会社員・大出嘉之さん(同41歳)の3人を殺害したとして、殺人罪などで起訴された木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判(4月13日判決)の初公判が10日、さいたま地裁(大熊一之裁判長)であり、木嶋被告は「私は殺害していません」と3件の殺人容疑をいずれも否認し、無罪を主張した。殺人を除く7事件も、2つの詐欺事件を認めたほかは否認した。

 詐欺容疑で逮捕されてから約2年3か月ぶりに公の場に姿を見せた木嶋被告。この日は青いカーディガンにベージュのスカート姿で入廷し、長い勾留生活にやつれた様子はなかった。

 罪状認否で「(亡くなった3人とは)結婚を真剣に考えていました」と用意したメモを読み上げると、午後の法廷では濃紺のジャケットに着替え、女性刑務官には笑顔を見せる場面も。その一方で、休憩時の退廷を見守る報道陣には顔をしかめた。

 証拠調べで大出さんの遺体写真が卓上のモニター画面に映し出されると、顔をゆがめる裁判員もいたが、検察官から大出さんの殺害時に使用したとされる練炭やコンロを目の前に示されても、木嶋被告は動揺する様子を見せなかった。

 検察側は起訴状朗読などで、木嶋被告と殺人や詐欺事件の被害者との生々しいメールのやりとりを明らかにした。

 「男性2人と付き合ったが、どちらも死別しました」「恋人ではなく旦那さまを探しています」「ラブホテル、ご一緒していいですよ」「肉体関係の相性はある。避妊しなくても構わない」

 木嶋被告のメール内容は、どの男性に送ったものもほぼ同じで、〈1〉介護の仕事をしているが、仕事が忙しく、料理専門学の授業料が足りない〈2〉授業料を恋人に負担してもらうのが愛情の証明〈3〉早い期間に肉体関係を結ぶことは自然なこと―などと結婚や肉体関係をちらつかせ、金を無心するもの。死亡した男性3人を含め、サイト利用以降、最大5人と同時に交際。総額3000万円近い金銭を得ていた。また、交際期間の長い恋人がいたが、「ヨシカワ サクラ」という偽名を名乗っていたという。

 一方、弁護側は「亡くなった3人の男性とは性交渉がうまくいかなかったので別れた」などと主張。亡くなった3人の死因については、寺田さんは自殺、安藤さんは失火、大出さんも自殺の疑いがあると主張した。 

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最終更新:1月14日(土)7時45分

スポーツ報知

 

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