日本経済新聞

1月15日(日曜日)

日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

コンテンツ一覧

トップ > ニュース > 記事

被害者遺族、自殺の可能性否定 連続不審死公判

2012/1/13 21:20
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
印刷
この記事をはてなブックマークに追加
この記事をmixiチェックに追加
この記事をLinkedInに追加

 首都圏の連続不審死事件で、殺人罪などに問われた無職、木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判第3回公判が13日、さいたま地裁(大熊一之裁判長)であり、被害者とされる都内の会社員、大出嘉之さん(当時41)の遺族が証人出廷し、弁護側が主張する自殺の可能性について「考えられない」と否定した。

 検察側の証人として仕切りが置かれた証人台に立った母昌子さん(77)は、大出さんが亡くなる直前まで仕事や人間関係などで落ち込むことはなかったと指摘。兄も「弟は前向きな性格で、自殺とは全く結び付かない」と証言、木嶋被告に対し「あなたの命で償うしかない」と極刑を求めた。

 大出さんは死亡前の2009年7月、料理学校の学費支払い名目で現金470万円を被告に渡したとされる。昌子さんは「何でも話してくれる息子だが、そのことは知らなかった」と述べ、男性裁判員から「大出さんは埼玉に行ったことがあるか」と質問されると「ないと思う」と答えた。

 検察側は、大出さん死亡前後の木嶋被告の経済状況を詳しく説明。同6月当時、被告はクレジットカードの支払いなどで100万円の借金があったが、交際を始めた大出さんから470万円を受け取った直後、管理する6口座に計約390万円の入金記録があった。

 大出さん死亡後の同8月中旬には、家具の購入代金などに充てられ「ほぼ底をついた状態になった」としている。〔共同〕

小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
印刷
この記事をはてなブックマークに追加
この記事をmixiチェックに追加
この記事をLinkedInに追加
関連キーワード

被害者、自殺

【PR】

【PR】

主要ジャンル速報

【PR】



主な市場指標

日経平均(円) 8,500.02 +114.43 13日 大引
NYダウ(ドル) 12,422.06 -48.96 13日 16:30
英FTSE100 5,636.64 -25.78 13日 16:35
ドル/円 76.92 - .94 +0.24円安 14日 5:47
ユーロ/円 97.53 - .56 -1.08円高 14日 5:48
長期金利(%) 0.950 -0.005 13日 16:08
NY原油(ドル) 98.70 -0.40 13日 終値

モバイルやメール等で電子版を、より快適に!

各種サービスの説明をご覧ください。

日本経済新聞の公式ページやアカウントをご利用ください。

[PR]

【PR】

ページの先頭へ

日本経済新聞 電子版について

日本経済新聞社について