ダイキン工業は2012年度からインドで生産する家庭用エアコンについて、部品の75%を現地で調達する。インドのエアコンは価格競争が激しく、部品の調達コストを引き下げるのが狙い。現地調達をスムーズに進めるため、競合メーカーである韓国サムスン電子、パナソニックとの間で一部の部品を共同購買する方針だ。
13日、大阪市内で開いた経営方針説明会で明らかにした。現在インドで業務用エアコンを製造しており、部品の現地調達率は10%程度にとどまる。業務用に比べ家庭用は中所得層向けを中心に価格競争が激しく、調達率を高めて価格を抑える必要があると判断した。
サムスン、パナソニックと部品の共通化について協議を始めた。パナソニックとはこれまでも国内や中国で部品の共同購買を実施しているが、サムスンとは今回が初めて。両社とは部品メーカーの育成にも共同で取り組む方針。このほかダイキン単独で現地の部品メーカーの買収も検討する。
ダイキンはインドで約22億円を投じて家庭用の製造ラインを新設し7月に量産を始める。当初の年産能力は50万台で将来的には100万台に引き上げる計画だ。
また、東日本大震災後に中断した米空調大手グッドマン・グローバルとの買収交渉について、井上礼之会長は「話がなくなったわけではないが、(交渉は)中断したままだ」と述べた。
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